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システムエンジニアの働き方5つを比較|年収・働きやすさ・向いている人を徹底解説

システムエンジニアの働き方に興味はあるものの、「実際にはどのような種類があるのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

システムエンジニアは、自社開発・受託開発・客先常駐(SES)・社内SE・フリーランスなど働き方の種類が多く、仕事内容や働きやすさも大きく異なります。 働き方を理解しないまま就職・転職してしまうと、入社後にギャップを感じることも少なくありません。

本記事では、システムエンジニアの働き方の違いや特徴を中心に、仕事内容や必要なスキルについてもわかりやすく解説します。

この記事を書いた人

たくや|IT×Web 

現役のシステムエンジニアのアラサー男性です。本業で培った専門知識を活かし、Webライティングのスキルを磨いております。

💻 得意ジャンル
IT・Web系記事(技術解説、トレンド情報など)

🏠 趣味
趣味は、「愛犬とのんびり過ごすこと」と「筋トレ」

目次

システムエンジニアとは?

システムエンジニアは、一般的にソフトウェアやITインフラの設計から運用・保守などを行うエンジニアをいいます。

近年のIT技術の進展に伴い、その需要は拡大を続けており、クライアントの要望に応じて最適な仕様のシステム開発を行うのが主な役割です。また現場によってプログラミングやテスト工程などの業務も担当します。

システムエンジニアの働き方は5つに分かれる

システムエンジニアの働き方は、どの企業・契約形態を選ぶかによって大きく変わります。仕事内容や年収、働きやすさまで変わってくるため、転職前に違いを把握しておくことが大切です。

ここでは代表的な5つの働き方を紹介します。

自社開発企業

自社開発企業は、自社サービスの企画・開発・運用を一貫して行う企業です。同じサービスに長く携わるため、スキルが着実に積み上がりやすい環境で、即戦力を求める企業が多く未経験では入りにくい面もあります。

たとえばECサイトや予約システムなど、自社が運営するサービスを長期的に改善・成長させていく仕事が中心です。

1つのプロダクトに深く関わりながら、ユーザーの反応を見てサービスを育てていくことにやりがいを感じる人に向いている働き方といえるでしょう。

受託開発企業

受託開発企業は、クライアントから依頼を受けてシステム開発を行う企業です。案件ごとに異なる技術や業界に触れるため、短期間でスキルの幅を広げられます。

たとえば金融系のシステム開発に携わったかと思えば、次の案件では医療系のシステムを担当するといった経験ができるのも受託開発ならではの魅力です。

クライアントの納期に合わせて動くため忙しい場面もありますが、その分さまざまな現場や技術に触れられるのが醍醐味で、多様な経験を積みたい人に向いています。

客先常駐(SES)

客先常駐(SES)は、クライアント企業の現場に常駐して開発業務を行う形態です。未経験からでも入りやすく、大手企業の現場を経験できるケースもあります。

プロジェクトは1年単位で変わることが多く、金融・医療・製造など幅広い業界の案件に携われるのが特徴です。さまざまな現場を経験することで、多様な技術や業務知識を身につけられます。ただし案件によってスキルの伸びに差が出やすいため、自分から積極的に学ぶ姿勢が重要です。

まずIT業界に入りたい人の入口として選ばれることが多いですが、他の働き方と比べて年収が低い傾向にある点は把握しておきましょう。

社内SE

社内SEは、企業内で自社の社内システムを管理・運用するエンジニアです。IT企業の社内SEとして働くケースもありますが、製造業や金融業など、IT以外の一般企業で活躍するケースも多いのが特徴です。

業務が比較的安定しており、残業も少なくワークライフバランスを取りやすいのが特徴といえます。

最新技術に触れる機会は少なくなりますが、特定の業界や業務に深く関わりながら、安定した環境でじっくり働きたい人に向いているでしょう。

フリーランスエンジニア

フリーランスは、特定の企業に雇用されず個人で案件を受注する働き方です。働く時間や場所の自由度が高く、スキル次第で収入の上限がない点が魅力である一方、収入が不安定になりやすく、税務や保険の手続きもすべて自分で対応する必要があります。

ある程度の実績とスキルを積んだうえで独立する人が多い働き方といえるでしょう。

5つの働き方にはそれぞれ特徴があり、どれが正解かは人によって異なります。続いて、年収や働きやすさなど項目別に違いをまとめているので、自分に合う働き方を探してみてください。

システムエンジニアの働き方ごとの違いを比較

システムエンジニアといっても、働き方によって年収や働きやすさは大きく異なります。どの働き方が自分に合っているか、以下の表で比較してみてください。

働き方年収目安働きやすさ未経験のなりやすさ
自社開発500〜700万
受託開発500〜700万⚪︎
客先常駐(SES)300〜500万
社内SE500〜700万
フリーランス500〜1000万⚪︎×

出典:職業情報提供サイト job tag

表を見るとわかるように、年収を重視するならフリーランス、働きやすさを重視するなら自社開発・社内SE、まずIT業界に入りたいなら客先常駐(SES)が選びやすいです。自分が何を優先したいかを軸に選ぶのがポイントです。

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアの仕事は、プログラムを書くだけではありません。お客様の要望を聞くところから、システムが安定して動き続けるまでの全工程に関わるのがシステムエンジニアの仕事です。

要件定義

お客様が「何を作りたいか」をヒアリングし、システムに必要な機能や条件を整理する工程です。たとえば「在庫管理システムを作りたい」という要望に対して、どの機能が必要か、どのくらいの規模で作るかを具体的に落とし込んでいきます。

「在庫の検索機能は必要か」「スマートフォンからも操作できるようにするか」といった細かい仕様まで確認し、認識のズレをなくすことが重要な役割です。

ここでの認識の齟齬が後工程全体に大きく影響するため、システムエンジニアの仕事の中でも特に重要な工程といえます。

システム設計

要件定義をもとに、システムの構造や画面の動きを具体的に設計する工程です。どのようなデータベース構造にするか、画面遷移はどうするかなどを設計書としてまとめます。

具体的には「ログイン画面からメニュー画面に遷移し、在庫一覧を表示する」といった画面の流れや、データの持ち方まで細かく定義します。設計書をもとにプログラマーが開発を進めるため、わかりやすく正確に書くことが求められます。

開発

設計書に沿ってプログラマーがコードを書く工程です。システムエンジニアはプログラマーとして自ら開発に参加するケースもありますが、プロジェクト全体の進捗管理や技術的なサポートを担うことが多いです。チーム全体がスムーズに動けるよう調整する役割も求められます。

たとえば「このボタンを押したときにどの画面に遷移するか」「どのデータベースにどの情報を保存するか」といった設計書の内容をもとに、開発が進められます。

また、開発中に仕様変更や想定外の問題が発生することも多く、その都度プログラマーと連携しながら柔軟に対応することもシステムエンジニアの重要な役割のひとつです。

テスト

完成したシステムが正しく動くかを確認する工程です。バグや仕様との相違がないかをチェックし、問題があれば修正して再テストを繰り返します。

たとえば「ボタンをクリックしたときに正しい画面に遷移するか」「大量のデータを処理しても動作が遅くならないか」など、あらゆる観点から動作を確認します。

テストには単体テスト・結合テスト・総合テストなど複数の段階があり、品質を担保するうえで欠かせない工程です。

運用保守

システムを本番環境に公開し、実際に使い始める工程です。リリース後も不具合対応や機能改善を続けるため、システムエンジニアの仕事はリリースで終わりではありません。

たとえばリリース後に「特定の条件でエラーが発生する」といった問題が報告された場合、原因を調査して修正対応を行います。

長期的にシステムを安定稼働させることも、システムエンジニアの重要な役割のひとつです。

このようにシステムエンジニアの仕事は、要件定義から運用まで幅広い工程に関わります。技術力だけでなく、お客様とのコミュニケーション力や工程管理の能力も求められる職種です。

システムエンジニアの後悔しない選び方

働き方の種類を理解したところで、次は自分に合った選び方を考えましょう。優先したいことを軸に選ぶことで、入社後のミスマッチを防げます。

安定志向なら社内SE・自社開発

ワークライフバランスを重視したい人には、社内SEや自社開発企業が向いています。

業務が安定しており、長期的に腰を据えて働きやすい環境が整っているため、プライベートも大切にしたい人におすすめです。社内SEであれば決まった業務サイクルで働けることが多く、自社開発企業では同じプロジェクトに継続して関わるため、生活リズムが安定しやすいのも魅力です。

スキル重視なら受託

スキルを伸ばしたい人には受託開発が向いています。納期が厳しい場面もありますが、その分短期間で実践的なスキルを積めます。

案件ごとに異なる業界や技術に触れるため、たとえば1年目に金融系のシステム開発を経験し、2年目には医療系のシステムを担当するといったキャリアを積むことも可能です。

「経験を積んでスキルアップしたい」「幅広い技術を身につけたい」という人に向いている働き方です。

収入重視ならフリーランス

収入の上限を上げたい人にはフリーランスが向いています。スキルや経験次第で案件単価が上がるため、正社員では届かない年収水準を目指せるのが最大の魅力です。

ただし安定した収入を得るにはある程度の実績とスキルが必要なため、まずは正社員として経験を積んでから独立する人がほとんどです。

「将来的に収入を大きく上げたい」という人は、まず正社員としてスキルを磨くことを意識しましょう。

どの働き方が正解かは人によって異なります。まずは「安定・スキル・収入」のどれを一番優先したいかを考えることが、後悔しない選択への第一歩です。

システムエンジニアに求められるスキル

システムエンジニアには、プログラミングなどの技術スキルだけでなく、ビジネス面のスキルも求められます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

技術スキル

プログラミング言語はJavaやPHP、JavaScriptなどが有名です。またシステムを動かすサーバーやネットワークなどの基礎知識も欠かせません。最初にHTML・CSS・JavaScript・PHP・Linuxを学びましたが、それぞれの言語には特徴があります。

言語・技術特徴用途
HTML・CSSWebページの構造とデザインを作る基礎技術。プログラミング未経験でも比較的学びやすいWebサイトの見た目を作る
JavaScriptWebページに動きをつける言語。フロントエンド開発の定番ボタンを押したときの動作・アニメーションなど
PHPWebサービスのサーバー側の処理を書く言語。学習コンテンツが豊富で未経験者にも取り組みやすいログイン機能・データの登録・検索など
MySQLデータを保存・管理するデータベース。PHPとセットで学ぶことが多いユーザー情報や投稿データの管理
Linuxサーバーを操作するための基本的なOS。コマンド操作に慣れることが重要サーバーの設定・ファイル操作など

最初から全てを習得する必要はなく、まずはJavaScriptかPHPのどちらかとLinuxの基本操作を押さえることから始めるのがおすすめです。

ビジネススキル

お客様の要望を正確にくみ取るヒアリング力や、チームで開発を進めるためのコミュニケーション力が、実際の現場で求められます。また仕様変更やトラブルが発生したときに柔軟に対応できる課題解決力も、システムエンジニアとして長く活躍するうえで求められるスキルです。

このように技術スキルとビジネススキルの両方を少しずつ磨いていくことが、システムエンジニアとしての成長につながります。未経験からでも、まずは技術の基礎を学ぶところから始めてみましょう。

未経験からシステムエンジニアになるためのステップ

未経験からシステムエンジニアを目指すには、正しい順序で準備を進めることが大切です。ここでは未経験から転職・案件獲得までの4つのステップを解説します。

なりたいエンジニア像を決める

まず、どの分野のエンジニアを目指すかを決めましょう。アプリ系はスマートフォンアプリを開発する分野、業務系は企業の社内システムを開発する分野です。方向性を決めることで、学ぶべき言語や技術が絞られ、遠回りせずに学習を進められます。

筆者は「Webサービスを作るエンジニアになりたい」という目標を最初に決めたことで、学ぶべき技術が明確になりスムーズに学習を進められた経験があります。

基礎学習(Progate・Udemyなど)

なりたいエンジニア像が決まったら、必要なプログラミング言語をProgateなどのオンラインサービスで基礎から学びましょう。Progateはイラストとスライドで学べる初心者向けの学習サービスで、プログラミングが全く初めての方でも取り組みやすいのが特徴です。

筆者自身は、HTML・CSS・JavaScript・PHP・MySQL・Linuxの基礎をProgateで学んだあと、Udemyの講座で実際にアプリ開発に挑戦しました。Udemyは動画形式で実践的な開発を学べるサービスで、基礎を一通り学んだあとのステップアップに最適です。

まずは自分のなりたいエンジニア像に必要な技術を調べて、1つずつ着実に習得していくのがおすすめです。

ポートフォリオ作成

ポートフォリオとは、自分のスキルや経験をアピールするためのプログラム作品のことです。筆者は、実際にXのような投稿アプリや掲示板アプリをPHP・JavaScript・MySQLで作成しました。

転職活動で最も重視される成果物になるため、目指す分野に合った作品を丁寧に仕上げることが大切です。

転職・案件獲得

ポートフォリオが完成したら、自分のスキルに合った求人を探しましょう。応募したい企業が見つかれば、職務経歴書の作成と面接対策も並行して進めます。

おすすめなのは、自分のなりたいエンジニア像と好きな技術を経験できる求人を選ぶことです。職務経歴書にはポートフォリオのURLと習得したスキルを具体的に記載すると、採用担当者に伝わりやすくなります。

未経験からシステムエンジニアになるには時間がかかりますが、ステップをひとつずつ着実に進めることが近道です。まずは自分のなりたいエンジニア像を決めるところから始めてみましょう。

まとめ|自分に合った働き方を選ぼう

システムエンジニアの働き方は、自社開発・受託・SES・社内SE・フリーランスの5つに分かれており、選ぶ環境によって年収や働きやすさが大きく変わります。働き方の種類や仕事内容、求められるスキルを理解したうえで、自分に合った環境を選ぶことが大切です。

未経験からSEを目指すなら、まずはなりたいエンジニア像を決めて、基礎学習からコツコツ取り組んでいきましょう。

働き方は入社後に変えられるので、まずは気になる働き方を1つ決めて、求人を調べるところから始めてみてください。

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